プロフィール

江の島拾い歩き

Author:江の島拾い歩き
ようこそ。江の島拾い歩き管理人です。
コメント、トラックバックは、内容確認させていただいた上で記事内容に関連していれば歓迎いたします。
記事内容への疑問、注文、問い合わせ、間違いのご指摘、ファンレター(笑)などは
enoshimawalker@yahoo.co.jp
までどうぞ。
(アドレス収集ツール対策で上のアドレスは全角@にしてますので、半角の@に変えてご利用ください。)

最近の記事

カテゴリー

ブログランキング

にほんブログ村 グルメブログ 神奈川食べ歩きへ にほんブログ村 オヤジ日記ブログへ にほんブログ村 グルメブログへ にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログへ

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カウンター

タグ

  • seo

ブログで紹介した画像

みんなの足@

ブログで副収入

Affiliate-B

フリーエリア


DMM.COM

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

友達申請フォーム

フリーエリア

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

iPS細胞は怖くてまだまだ使えません。

iPS細胞を使うためにES細胞が必要と言うジレンマについてです。


iPS細胞と言う言葉をご存知でしょうか?

induced Pluripotent Stem Cell
誘導多能性幹細胞と言う意味ですが、
文部科学省の戦略で人工多能性幹細胞と翻訳されます。

現京都大学教授の山中先生が青春の夢?をかけて挑み、
そしてみごとに勝ち得た夢の幹細胞です。
最近はニュースで頻出、ご存知の方も多いと思います。


さて、このiPS細胞のどの辺がすごいかと言うと、
これは自分の細胞に3~4種類ほどの遺伝子を導入し、
ある条件で培養することでなんにでも分化する細胞を
作り出せる技術であるということです。

つまり、既に知られていた多能性幹細胞である
ES細胞は誰か他人の受精卵をつぶして作成されていたのに対して、
iPS細胞は自分の細胞から作りだせるので、
免疫抑制の必要のない再生医療の道が開けたのです。

・・・・なんのことかわからない?(^_^;)



例をあげて言うと、

たとえばあなたが交通事故で脊髄損傷になったとしましょう。
脊髄と言うのは大人になったら再生できない神経組織です。
事故でダメージを受けたらそこから下が動きません。

ところが動物実験では、ES細胞を試験管内で神経細胞にして、
損傷部位に移植することで運動機能を回復できました。

使われた動物は免疫的に拒絶反応が起きない組み合わせで
ES細胞由来の神経細胞移植を受けたので回復できたのです。
でも、組み合わせが悪いと拒絶反応が起こって、
せっかく移植された細胞が白血球に殺されてしまいます。



人間のES細胞は世界中のものを合わせても、
たかだか数百人の受精卵から作成された種類があるだけです。
免疫学的に適合する人は人類全体のごく一部です。
ですから、現実的には治療に使えませんでした。

そしてもうひとつ、受精卵をつぶして作るということは、
子宮に戻せば人間になる、一つの命をつぶさないと
一つのES細胞はできないということです。

言い方を変えれば世界中で数百人の
おそらくその100倍の赤ちゃんの命の元が
ES細胞を作るために殺されたわけです。



ES細胞は再生治療に使えるけれども


免疫不適合の問題があること、

倫理的な問題から好まれないこと、


その2点で皆が使うのを躊躇していたのです。


韓国などではES細胞の研究はかなり進みましたが、
ブッシュ大統領はES細胞の研究をアメリカで禁止しています。
それは宗教的な理由からです。

中絶すら認めない、まして受精卵を研究に使うなんて
神をも恐れぬ暴挙である!と言う考えが主軸の
カトリック系のキリスト教徒たちが彼の票田なのですから。

でも実際には万能幹細胞による再生医療が
夢の技術であることも彼は十分に理解しています。

だから州政府や企業が勝手にやるのは放置と言う
中途半端な予算でかろうじてES細胞研究は進んできました。



ところがiPS細胞はこの2つの問題をクリアしています。

免疫的不適合も、

受精卵を殺す神への冒涜もないのです。

その人本人の身体の細胞にいくつかの遺伝子を導入するだけで、
ES細胞のような分化能を持った細胞ができるのです。


これこそが本当に夢の技術だ!

ES細胞にとって代わる細胞が簡単に作れる!!!


と言うので、開発者の山中さんをはじめとして
国家や企業がまさしく世界中で、その臨床応用
つまり実際に治療に使う研究に取り組み始めたのです。




しかし、5月11日からiPS国際シンポジウムが
その山中のいる京都で開催されていたのですが、
研究者らは重大な問題に直面したのです。

iPS細胞で国際シンポ 11、12の両日
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/living/143923/


そもそも、iPS細胞がお手本とするべき
ヒトのES細胞とはどのような性質の細胞なのか?

この研究は倫理的なブレーキなどから
まだまだ完了していなかったのです。
つまりiPS細胞の目指すべき道が見えていないのです。

そのためには、もっと多数のヒトES細胞を樹立して、
もっと様々な分化誘導実験をして、たくさんを比較して、
ヒト多能性幹細胞のスタンダードがなんであるかを知る必要がある。

研究が先行するほかの動物のES細胞とも比較して、
再生医療に安全である多能性幹細胞を定義する必要がある。

そうでなくてはiPS細胞は試験管内では作れても、
それが正しい細胞かどうかは分からないから
ヒトの体に戻すことは怖くてできないというのです。



まがいものを作って使うには、
本物のことを熟知していないといけない。

言われてみれば確かにそうです。
人工甘味料の作り方を誰かが開発しました。
でも、それ、すぐには食べないでしょう?

それがお手本となった砂糖と
どのぐらい近くてどのぐらい違っていて、
どのぐらい安全でどのぐらい危険か、
はたして長期間摂取して癌になったりしないのか。


その実験が終わるまで食べたくはないですよね。

まして人の身体の中に遺伝子操作した細胞を戻そうと言うのです。

iPS細胞自体もたくさん作って比較検討しなくてはなりません。

<iPS細胞>蓄積バンク計画を表明 山中京大教授
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080511-00000069-mai-soci


夢の技術ではあるけれども、
再生医療実用化の道はまだまだ先が長いなあ。

と言うことです。

テーマ : 科学・医療・心理 - ジャンル : 学問・文化・芸術

<< 突発性難聴は完全治癒♪ | ホーム | 五丈原の熱風 札幌ラーメン第三弾! >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。