突発性難聴のその後のことについてちょっと書いてみますね。
ずいぶんブログの更新をさぼっていました、すみません。
年度末は何かと忙しかったりして、記事ネタため込むばかりでした。
金曜日の話題から書くべきなのでしょうけれども、ちょいと時系列を追って書きます。
ということで突発性難聴のお話です。
先日、
突発性難聴になってしまったことを書きました。
その後の経過なんですが、まずは順調に回復に向かっています。
発症が2月10日ごろ、症状がとてもひどかったのが2月12日から14日の3日間です。
右耳だけなのですが、水の中で耳に水が入った状態で陸上の音を聞いている感じで、耳鳴りもするし、職場で会議をしていてもまるで集中できませんでした。
で、13日に診断されて14日に総合病院を受診、突発性難聴のお墨付きを頂いて(笑)、ステロイド剤の処方を受けました。ステロイド剤はプレドニンというポピュラーな奴です。
どうしてステロイド剤を使うのでしょうか?
突発性難聴の原因は実はよく分かっていません。
浜崎あゆみさんが聴力を失ったのも突発性難聴ですが、それと私の今回の突発性難聴が同じ原因でおこった同じ病気かどうかはわからないのです。
原因不明の疾患が往々にして「特発性」という病名を頂くものなのですが、突発性難聴の場合はその発症がほんとに突発なので「突発性」を頂いています。
でも、病態から言っておそらく聴神経の浮腫が原因となって聴力が落ちるものと考えられています。
内耳とか中耳の問題ではなくて脳に近い部分ですね。
ここに浮腫が起こる原因としてはいくつか考えられますが、そのうちの一つがウイルスの感染によるものです。
どんなウイルスかって言われるとそれがわからないのですが、どうも風邪ウイルスのような、どこにでもいるようなウイルスの感染がたまたまそちらに及んでしまったということではないか、と考えられています。
で、正体不明のウイルス感染による炎症や浮腫を抑えるのに特効薬はステロイドです。
これはなぜステロイドが有効なのか、これまた正確に診断がついているわけでもないのですが、もちろん抗炎症作用は強力ですし、ステロイドが免疫系の細胞を機能抑制することで免疫系の過剰反応による浮腫も抑え込めますので、過剰なサイトカインによる炎症が抑え込めるわけです。
ちょっと脱線になりますが、メニエール病というものもあります。
こちらは耳も聞こえにくくなったりしますが、主な症状はめまいです。それも激しいめまいで、横になっていても取れないひどいもの、こちらも有名ですね。
こちらの方は経験的に抗ヘルペス薬が有効である場合があることが知られています。つまりメニエール病の一部は何らかのヘルペスウイルスで発症する可能性があるわけです。
このように抗ウイルス薬が開発されているウイルスによる病気である場合はそれを使った方が効くのですが、一般的にはウイルスがわからないのでステロイドで抑えます。
ということでステロイド薬のプレドニンを一日30mg内服からはじめて、20mg、10mgと2〜3日おきに減らしながら一週間飲んで2月21日に検査したところ、少し良くなっていました。血流循環改善薬も飲みましたが、こちらはまあ、気休めかなと。
最初は通常の会話などの音域が45dBぐらいの大きさでないと聞こえなかったのが(2月14日の検査)、1週間の内服治療で28dBぐらいで聞こえるように改善していました(2月21日の検査)。
「う〜ん、まあまあですかね。改善傾向ではあるので、外来で治療を続けましょう。」
実は、ステロイドによる突発性難聴の治療の選択肢は二つあったんです。
ひとつは私が受けた内服治療。
もうひとつは点滴でステロイドを連続して投与する方法。
内服であっても時間を守って服用すればある程度の濃度を守れますので、外来で注射一本打つのなんかよりもはるかに効果的に治療できるのですが、入院して点滴で管理すればさらに高濃度を維持できますからね。
ただしこれはお金もかかるし、仕事も休まなきゃだし、私程度の突発性難聴の患者の場合は本人の強い要望がない限り外来治療するのが常だそうです。
聴力が90dB〜ぐらいじゃないと聞こえないまでに落ちていれば有無を言わさず点滴するそうなのですが。(笑)
と、いうことで一週間のステロイドは「まあまあ」の結果で終了しました。
そこからはステロイドから別の薬に切り替えました。
というのもステロイドの内服治療は長期に続けると「ムーンフェイス」などのありがたくない副作用が出ることがあるのと、免疫抑制状態でほかの感染症の危険度も増すからです。
で、切り替えて飲まされたのがイソソルビド(商品名はイソバイド)という利尿剤だったのですが、これがなかなかのつわものでした。。。(^^ゞ
と、やはり長いのでこの記事はまた先に続くということで(爆)。
あ、ちなみに突発性難聴になって一週間ぐらいしたころに再生治療が開発、浜崎あゆみに朗報!なんて記事が出ていましたが、実用化はまだまだ先の話ですし、あの内容も聴神経の問題ではなくて内耳のトラブルによる難聴の治療方法なので、フォーカスのずれた見出しであったことを書いておきます。
ああ書く方がインパクトは高いのはわかりますけどね。。。
これは
卵アレルギーの人でも食べられる卵を高校生が・・・の記事でも書きましたが、新聞社さん、ちょっと罪作りなニュースの出し方です。
まあ、我々もたまに利用させていただきますけどね。。。
テーマ : 突発性難聴 - ジャンル : 心と身体
よかったですね
突発性難聴って治らない方が結構いらっしゃるらしので心配しましたが、なんとか完治に向っていらっしゃるようでホッとしました。(*^_^*)
私は耳管がかなり細いらしく、特に左は大学付属病院の耳鼻科の先生がビックリするぐらいの極細(笑)で、耳の閉塞感とかはよくあるんだけど、それだけでも十分気持ち悪いから江ノ島さんの状態ってほんとに辛かっただろうなぁって思います。
何はともあれ、回復されてほんとによかったですぅ。(*^▽^*)
ありがとうございます
そうなんですよ、何とかほとんど回復しました。よかったです。
一番ひどいときにはスターバックスなんかに座っていたら喧騒で耳鳴りが増幅されて吐き気すら覚えていました。
学会などでマイクを通して話されるのもちょっと辛くて大変でしたし、食堂も終了ぎりぎりまでうるさくて利用できませんでした。
今でも声の大きな人と電話で話すときには右耳は無理ですが、聴力は消えていないのでよしとします。
satominさんはなにもかも細いんですね。(笑)
気を付けてくださいね。
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