プロフィール

江の島拾い歩き

Author:江の島拾い歩き
ようこそ。江の島拾い歩き管理人です。
コメント、トラックバックは、内容確認させていただいた上で記事内容に関連していれば歓迎いたします。
記事内容への疑問、注文、問い合わせ、間違いのご指摘、ファンレター(笑)などは
enoshimawalker@yahoo.co.jp
までどうぞ。
(アドレス収集ツール対策で上のアドレスは全角@にしてますので、半角の@に変えてご利用ください。)

最近の記事

カテゴリー

ブログランキング

にほんブログ村 グルメブログ 神奈川食べ歩きへ にほんブログ村 オヤジ日記ブログへ にほんブログ村 グルメブログへ にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログへ

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カウンター

タグ

  • seo

ブログで紹介した画像

みんなの足@

ブログで副収入

Affiliate-B

フリーエリア


DMM.COM

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

友達申請フォーム

フリーエリア

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

前立腺がんもウイルスで起こるのでしょうか?

「前立腺がんを起こすウイルスXMRVに
 日本人の前立腺がん患者も感染していた」

と言うニュースが報道されていました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081028-00000009-mai-soci

このXMRVウイルスってどんなウイルス?

ということでちょっと備忘録としてまとめてみます。

にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 40代オヤジへ


これが役に立つ日が来るのを祈って



このウイルスと言うのがややこしいウイルスです。

まずはヤフーニュースを転載しておきます。


<前立腺がん>患者がXMRVウイルス感染 日本人で初検出

10月28日2時30分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081028-00000009-mai-soci

 日本の前立腺がん患者が、XMRVと呼ばれるウイルスに感染していたことが、大阪府赤十字血液センターや京都大などの調査で分かった。米国の前立腺がん患者で感染が確認されているが、日本人では初めて。ウイルスががんの原因かどうかは不明だが、感染拡大を防ぐためにも実態調査が急がれそうだ。27日、岡山市で開かれた日本ウイルス学会で発表した。

 研究チームは、事前承諾を得た前立腺がん患者30人と、献血で集まった血液から無記名・無作為に選んだ136人の血清を調べた。

 その結果、2人のがん患者と献血した5人から、ウイルスの存在を示す陽性反応がみられ、このうち患者1人が詳細検査で感染が確認された。

 XMRVはマウスの白血病ウイルスに近いとされ、前立腺がん患者では06年に米国で初めて感染が確認された。がん細胞の周辺組織が感染していたことから、がん発症を誘発している可能性が指摘されている。また、細胞の増殖抑制にかかわる遺伝子の一部が変異した患者で感染率が高い傾向がある。

 国内の感染者では、一部の米国人患者で見つかった遺伝子の変異はなかったが、ウイルスのDNAは一致。研究チームは両者から検出されたウイルスは同一と判断した。

 前立腺がんにウイルスの関与が確認されれば、ワクチン予防が可能となる。研究チームは調査数を増やし、がんとウイルスの関係、感染経路などの分析を急ぐ。

 がんの原因ウイルスには、子宮頸(けい)がんを起こすヒトパピローマウイルス、肝臓がんの肝炎ウイルスがある。前立腺がんではウイルス感染の関係は確認されていない。【永山悦子】



XMRVの正式名称はXenotropic Murine Leukemia Virus-related virus となります。

上のニュースに説明があるようにマウスの白血病ウイルスに関連するウイルスで、Xenotropicは「異種志向性が強い」というもの。

もともとはマウスを宿主とするウイルスだったものが人間に移ったんじゃないか、と考えられているようです。


これがどうして前立腺がんを引き起こすのでしょうか?

Pubmedで検索してみました。

2008年のCurrent Opinions in Urologyの総説の抄録を読んでみましょう。


Curr Opin Urol. 2008 May;18(3):315-9.

Inflammation, infection, and prostate cancer.
Klein EA, Silverman R.

Glickman Urologic and Kidney Institute, Cleveland, Ohio, USA. kleine@ccf.org

PURPOSE OF REVIEW: Recent evidence suggesting that inflammation and infection play a role in the etiology of prostate cancer, and the discovery of a novel virus in men with a genetic susceptibility to prostate cancer is reviewed. RECENT FINDINGS: Almost 20% of visceral cancers worldwide have proven infectious causes. There is substantial histologic, molecular genetic, and epidemiologic evidence that infections and inflammation are also important in the pathogenesis of prostate cancer. The R462Q allelic variant in RNASEL, an antiviral gene important in the innate immune response to viral infections, increases susceptibility to prostate cancer while resulting in vitro in deficient antiviral defenses, suggesting that prostate cancer could be caused by a virus. The study of R462Q carriers led to the discovery and biologic characterization of a novel retrovirus, xenotropic murine leukemia-related virus, isolated and cloned from prostate tissue of affected men. Biologic studies of this virus show that it is sensitive to inhibition by interferon and its downstream mediator, RNaseL, and that its DNA has integrated into the DNA of some men with prostate cancer. SUMMARY: Inflammation triggered by infection and other causes underlies the development of prostate cancer, and xenotropic murine leukemia-related virus is a candidate etiologic agent. Ongoing studies seek to define its oncogenic potential and pathogenesis.


この抄録には書いてないこともまとめて書いてみます。


いくつかの癌でウイルス感染が引き金となるのは子宮頸がんや肝臓がんで周知の通りですが、前立腺がんにおいてもその候補が報告されました。

ウイルス感染排除に用いられる生体内分子であるRNASELという酵素の遺伝子にR462Qと言うバリエーションがある場合、この酵素の機能が落ちてしまい、感染したウイルスを排除する機能が落ちることがわかりました。

また、RNASELが「前立腺癌にかかりやすい人の集団でここでの変異がある場合が多い」可能性が2004年の時点で示されていました。

2006年になって、XMRVが前立腺がん周囲の組織に頻繁に見つかること、前立腺がん患者のグループには、コントロール群に比べてRNASELの変異がある人の頻度が高いことから、この変異がある人がXMRVに感染した場合、前立腺がんが引き起こされている原因となっている可能性があるのではないかと言うことが予想されていたわけです。



これがアメリカの患者さんでは確認されていたものの、日本人でも見つかったということです。


子宮けいがんの原因であると思われるヒトパピローマウイルスに対するワクチン投与は、欧米の研究結果から子宮頚がん発症を予防できることが明らかになり、15歳の時点でのワクチン投与が始まっています。

(ほんとうは一部の少女がセックスを始める13歳ぐらいからするべきだという意見もあるのですが。)

で、これに続くワクチン開発ができるのではないかと言うことで、すでにアメリカのベンチャー企業がワクチンを開発し、試験研究には日本の武田薬品が50億円以上を投じてサポートしていました。


しかしこのワクチンには臨床的な意味合いが低いということで、10月20日の時点ですでに全面撤退を報じています。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20081020/1020155/



ウイルスの発見からワクチン樹立、臨床的な価値の検討までわずか2年です。恐ろしいスピードですが、残念ながら撤退です。

と言う現在の状況から考えると、10月28日付の毎日新聞のニュースはあまり意味のないことかもしれません。


もちろん、XMRVが前立腺がん発症を誘発する可能性は否定されたわけではなくて、ワクチンも作り方と使い方によっては前立腺がん治療に有効なものである可能性はあるのですが、「日本人でも感染が確認された」というのはニュースバリューはなかったように思います。


前立腺がんもウイルス感染で発症する可能性がある、と言うことを周知するのには役に立ったかと思いますけど。



それにしても、どういう感染経路なんでしょうね?

そこのところはよくわかりませんでした。


ちなみに、ヒトパピローマウイルスHPVはセックスで感染します。

女性の80%以上は一度は感染しているようですが、これも全員が発症するわけではありません。

発症しやすい要因を持つ人が5%ぐらいいて、発症するようです(遺伝的にも生活習慣的にも複数の要因が考えられています)。


面白いのが、(病気の人には面白いなんて書いて申し訳ありませんが)HPVは子宮頚がんを引き起こすだけでなく、口やのどの粘膜の上皮がんも引き起こすそうです。

特に男性患者でここ20~30年でそれが増えて来つつあるとか。


何が原因か、大人のあなたならわかりますよね。 (^_^;)

テーマ : ガン治療 - ジャンル : ヘルス・ダイエット

タグ : 前立腺がん XMRV ウイルス感染 発症予防 ワクチン

<< 鶴見駅周辺のラーメン屋さん 5つほど | ホーム | 走り放題の週末がもうすぐやってくる♪ >>


コメント

いらっしゃいまし

>やすさん

乳がんのアドセンスなサイトですね?
バックリンクのためのコメントまわり
お疲れ様です(笑)。

前立腺がんの末期症状

とても参考になりました。また寄らせていただきます。

>見張り員さん こんばんは

前立腺がん、40半ば過ぎるとそろそろ危険ですね。
正確には50代半ばからなんですが。

ウイルスだとすると予防法はいつかは手に入るはずで、
克服される日を心待ちにしています。

こんばんは。
いやあ、、、恐ろしいです。癌。最近は前立腺癌が多いというので、うちの<憲兵氏>にも注意するように言おうかな、と思っていた矢先でした。タイムリー!
かく言う私も全然がん検診を受けておらず、子供たちから「ちゃんと受けてよ!!」と言われております。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。