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統合失調症の原因遺伝子のひとつ、と言っていいのかな?

統合失調症の原因遺伝子がわかれば大いなる進歩だよね。

毎日新聞のニュースで藤田保健衛生大の宮川剛教授らの研究報告が取り上げられていた。
統合失調症(に似た異常行動を示す)マウスの脳の中の問題領域を見つけたと。

どこかと思えばdentate gyrus(歯状回)である。

統合失調症よ、お前もか。

<統合失調症>脳に未成熟な領域 マウスで確認 治療法期待

9月11日2時6分配信 毎日新聞

 統合失調症に似た異常行動を示すマウスの脳の中に未成熟な領域があることを、宮川剛・藤田保健衛生大教授(神経科学)らが発見した。死亡したヒトの脳の研究でも同様の傾向がみられ、統合失調症の客観的な診断や治療法開発につながると期待される。11日、英国のオンライン科学誌「モレキュラー・ブレイン」に発表する。

 宮川教授らはさまざまな遺伝子を欠損させたマウスの行動を網羅的に調べ、CaMK2αと呼ばれる酵素を欠いたマウスが「気分の波」など統合失調症に似た異常行動を起こすことを見つけた。

 この酵素を欠くマウスは、記憶をつかさどる海馬の「歯状回」という領域の神経細胞が未成熟で、ほとんど機能していない。死亡したヒトの脳を調べた米国のデータベースによれば、統合失調症の患者は、歯状回の成熟した神経細胞を示す分子が少ない傾向にある。

 宮川教授は「ヒトの統合失調症の一部は海馬の歯状回の未成熟が原因の可能性がある。成熟を促すことができれば治療法として有望だ」と話す。【西川拓】


海馬の中における歯状回とは実に特徴的な構造である。

断面にしたら渦巻き、あるいはちょっと豪華な巻き卵の
伊達巻きの断面の中心部ような感じ。

dentate gyrus


Wikipediaからの画像です。

脳の位置としては中心部になるもので、
ネズミからヒトまで比較的構造がよく保たれている部分である。

そしてネズミの脳の病理断面なんか見ると真っ先に気がつく場所だ。

と言うのも、脳の断面の中で極めて目につきやすい構造だから。

脳の断面図


Wikipediaの脳全体の断面、下の方にDGが見える。

海馬と歯状回は非常に大きな神経細胞が整然と並んでいる。

小脳皮質のPurukinje(プルキンエ)細胞のように
非常に目立つ大きな神経細胞で、
何か神経細胞の発達上の問題があった時に
その層構造の乱れや数の減少がわかりやすい細胞群である。


ノックアウトマウスやトランスジェニックマウスの技術で
遺伝子操作を受けたマウスがたくさん作りだされ、
脳機能がおかしいことがわかった場合に脳のどこを見ればいいのか。

あらかじめ発現している領域が限定されている分子である
その場合にはそこを見ればいいが、
神経細胞全体で、とか、グリア細胞全体で、とか発現しているものである場合は
やはり見やすい部分の異常から見ていく。

そうすると、非常によく見えてくるのがこの海馬と歯状回なのだ。


統合失調症、古くは精神分裂症がどのような原因で発症するのか?

100人に一人はこの素因を持つと言われる
統合失調症の治療法や予防法を作り出すうえではその解析は欠かせない。

ということで、統合失調症のモデルマウスについては
ずいぶん昔から求められ続けてきたのだが、
今回のモデルマウスはどのようなものなのだろうか?


ここでは「CaMK2α」のノックアウトマウスを用いている。

これがschizophreniaのモデルマウスだとは、不勉強でこのニュースを読むまで知らなかった。

もともとの報告ではそうは記されていなかったはずである。

Chen et al. (1994) showed that knockout mice deficient in the Camk2a gene showed behavioral abnormalities. The heterozygous mice exhibited a well-circumscribed syndrome consisting primarily of a decreased fear response and an increase in defensive aggression, in the absence of any measured cognitive deficits. Unlike the heterozygote, the homozygote displayed abnormal behavior in all paradigms tested. At the cellular level, both extracellular and whole-cell patch-clamp recordings indicated that serotonin release in putative serotonergic neurons of the dorsal raphe was reduced. Thus, the Camk2a knockout mice, in particular the heterozygote, may provide a model for studying the molecular and cellular basis underlying emotional disorders involving fear and aggression.

上記はpubmedのOMIMのCAMK2Aのページより転載。

ここにはschizophreniaの文字はない。
emotional disorders、つまり不安神経症などに関する記載のみである。


だから少なからず驚いた。
統合失調症のモデルマウスとして考えることができたなんて、意外だった。

統合失調症のモデルとしてどのように見ることで用いることができるのか、
しばらくいろいろ調べてみたいと思う。

脳科学は進んでいたのだね。
おもしろい。

テーマ : 生物学、生態学 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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