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またあのお薬、ステロイド出してください。

「きょうはどうされましたか?」

「突発性難聴が再発したのでお薬、ステロイドだっけ、あれまた出してください。」


「・・・・はあああ?

 突発性難聴は再発しないんです!

 それは突発性難聴ではありません!」


そう言って若いお姉さんが耳鼻咽喉科で怒られていました。


「でも、前と同じ症状なんですけど・・・。」

お姉さん、ふくれっつらで対抗してました。

「再発するのは突発性難聴じゃない。
 それはメニエール病だ!
 目まいはないんですか!?」

「・・・突発性難聴だけです。」

「だからそれは突発性難聴じゃないって言ってるでしょ!」

「・・・だって突発性難聴って前は言われたもん。」

「だからそれは違う、あなたの今回のこれは突発性難聴じゃない。
 勝手に診断するのはやめなさい。」

「・・・・・・・・・・(/_;)」



という光景を以前、開業医さんとこで見たことがありますが、

どっちも悪いところがあり、かわいそうですよね。



ワガママな病人vsつかえない医者


お姉さんは自分で診断して処方を請求したのがねえ。

「私の病気は突発性難聴ですからあんたはその薬を出しなさい。」

という態度で臨んだ時点で失敗です(笑)。


極端なたとえですが、美輪明宏さんに向かって

「私はクレオパトラの生まれ変わりだから、どんな男が相性がいいのか教えなさい。」

と命令するようなもんです。


医者は診断して治療することが仕事ですから、それを決めてかかる患者にはものすごく反感を持ちます。

それでそういうきついもの言いをしたんでしょうね。


もうひとつは、その医者が最近の突発性難聴のコンセンサスについて納得していない、あるいは知らない可能性があります。


突発性難聴は再発するタイプもあり、それは古典的な突発性難聴の定義には入ってないけれども一つの亜型であることなど、現実の診療の場ではけっこう認知され始めているようです。

誰の記載かは知りませんが、Wikipediaに書いてあるだけでなく、私が通院している病院の耳鼻科の医師たちも口をそろえたように言います。

こういうタイプの難聴は再発することが時々あります。って。目まいはありませんか?って必ず追加で聞かれますが(笑)。

(それは定義と違う、というのであれば、「突発性難聴のような初発症状を呈するが低音域の難聴が主体で反復する機能不明の難聴」とでも定義しましょうか(笑))


突発性難聴の定義、ふつうには「再発しない原因不明の難聴」の定義みたいです。1980年代にはそう覚えた記憶があります(笑)。

でも、突発性とか特発性とか本態性とかいう言葉の本体は「原因不明」を含みますから、原因不明で突然発症するものであれば「突発性難聴」にひっくるめていいのかも知れませんけどね。


ともかく、定義はどうあれ、治すことが最も大事ですね。

テーマ : 薬・医者・病院等 - ジャンル : 心と身体

タグ : 突発性難聴 ステロイド 診断 病気の定義 患者と医者 メニエール病 再発

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