スターバックスが600店閉鎖と言う話に「ほらみろ俺はたいしてうまくないと思っていたんだ」と、したり顔で言う人々がいますが、それは大いなる勘違いだと私は思います。
確かに全米で600店舗閉鎖、1万2千人の解雇と言うのは重大なニュースかもしれませんが、それとスタバのコーヒーの味には関係はないように思います。
WSJ-スターバックス、閉鎖する米国内店舗数を600店に拡大スターバックスと言うお店がなぜ急速に拡大したかと言うと、スタバはそれまでに、少なくともアメリカや日本には存在しない時空間を演出し、流行させることに成功したからです。
スターバックス自体が提供しようとしたのが「自宅でもない、職場でもない、第3の場所」と言っているわけであり、そしてそこに廉価でありながら美味しいコーヒーをセットでつけたわけです。
私が最初にスターバックスに行きはじめたのは1999年の暮れ、それもかなり年の瀬押し迫ってからでしたでしょうか?
京都○○に勤務しているころに京都市の三条大橋の西詰めにできたスターバックス三条店でした。
2000年の正月明けからウォーキングによるダイエットを始めたこともあり、高野の自宅からこのお店まで往復10kmを週に3〜4回通ったものです。
今でも用事があって京都に行くときにはときどきここを訪れるのですが、鴨川の流れを目の前に、川床の提供される目線や、そのもう一つ下から東山の四季の彩りをもみることのできるこのお店はロケーションが格別です。
もう一つ格別なのがお店のバリスタさんたちのプライドと言ってもいい、お客に気持ちのいい空間を提供しようと言うプロフェッショナルな集中力でした。
特殊な例かもしれませんが、初代店長のNさん(名前うろ覚えでイニシャル、これもあやしい^^;)、のちに四条通店に移られ、その後は存じ上げませんが、この方が最初のこのお店の方向性を作られました。
やや大きめのスタバの店内には図書館のデスクみたいな席もありますよね。そこには中央に掘り下げた形でマガジンラックがありますが、三条大橋店のマガジンラックの中にはイタリアの雑誌だとか、家具に関する特集の雑誌だとか、たとえば柳宗理のデザイン集が置いてあったりとか、店長さんの趣味だったらしいのですけど、お店の備え付けのように雑誌がありました。
それを読みながら、流れに目をやり、東山を見渡しながらジャズが流れていて、コーヒーは淹れたて。ウォーキングで体重はどんどん減るし(笑)。
そんなサービスが数百円で受けれるなんて、それまで考えられないことでした、そういう空間自体が望んでも存在しなかったのだから。
そして店員さんたちが、常連の顔を覚えていろいろ話しかけてくれました。
コーヒーの種類や、飲み方についても何度も聴いても嫌な顔一つせずに丁寧に教えてくれたし、忙しいのに閉店間際まで愛想良く対応してくれた。
閉店の仕方もうまいんです。現在のスターバックスは少なくとも神奈川県や東京では閉店5分前から客席を回ってもうすぐ閉店ですからと言って回りますよね。
現在の三条大橋店はどうか知りませんが、当時は照明を少し落として、音楽のボリュームを少し落として、閉店時に外のライトを消して、次第にお客さんに気づいてもらうと言うやり方をしていました。
手間はかかりますが、言われて出ていくのと、自分から気付いて(気づかされて)ごちそうさまって出ていくのとでは気持ちが全然違います。
新しいお店と新しいサービスでありながら、おもてなしの心はむしろ古式ゆかしいもの。
そういう空間をそれぞれの国のそれぞれの地域に合わせて演出できたから、バリスタ(店員)さんたちもそれをプライドを持ってこなそうとしていたから、これだけ世界的に受け入れられたのだと思うのです。
そしてそれを感じ取って余裕を持って楽しむことのできる大人の客がどんどん、スタバの拡大を受け入れていったのだとも思うのです。
ただし、正直言って、そういうことではなくてただ単に話題になっているから訪れている人が増え、わけわかんない子どもの来客も増えましたよね。
はっきり言ってスターバックスと言う店舗のコンセプトは子供や家族群れに向けた空間ではなかった。
それなのに我も我もと家族連れが押し掛けてファミレスさながらの大混雑ぶりだったり、喫茶店の癖に禁煙とはどういうことだと怒鳴る酔っ払いがたむろしたり。
客の質が低下するにつれてバリスタの質も低下したと思います。
だからスターバックスなんて大したサービスじゃないって文句を聞くとなんか腹が立つんですよ(笑)。
また、スターバックスのコーヒーの持ち帰りですが、スターバックスの店の雰囲気が好きで、その店で飲むコーヒーの味が好きな個人が、時間の経過とともに訪れる味の低下に納得の上で持ち帰る行為を対象に作られているものだと思われます。
混雑したスタバでうんざりした記憶しかない人ではなくて、スタバが空いている時間の空気を知って好んでいる人しか美味しく感じないというわけです。
まとめ買いしてスターバックスのお店に行ったことのない人ばかり出ている会議などに差し入れしてもちっとも美味しくないのがあたりまえだと思うのです。
それについても、持ち帰って飲んでもおいしくないし、差し入れしても喜ばれないとかって批判されているのを見るとなんだかそれは知らないだけだよなあと言う気持ちになってしまいます。
これは前に勤めていた部署の上司も同じように批判していました、会議で出したら不評だったと言う子kとですが、届いてから出されるまで2時間はたっていました。どんなコーヒーだって、入れて時間がたてばまずいでしょ?会議や勤務の場所でコーヒーを入れてすぐに飲む方がうまいのは当たり前のことだと思います。
って、スタバの擁護ばっかりしてますね、すみません、好きなもので。
と言いながらマックの100円コーヒーも大好きです、あれはコストパフォーマンスがすこぶるよろしい。持ち帰りも考えているのでしょう、冷えても飲めるニュートラルなコーヒーです。
でもマックのお店の雰囲気は勘弁願いたい。今や、子供の遊び場所か、深夜は若者がたむろしてたばこをばかすか吸う場所です。その点、持ち帰りがよけいにおいしいのかもしれません。
けっきょく、今回のスターバックスの店舗展開の縮小、私は大歓迎です。
少々不便になっても、2002年から2003年ぐらいの店舗数とサービスの丁寧さに戻ることを期待しています。
子供のマック、大人のスタバ、きちんとすみ分けてどちらも自分なりのスタイルを貫いて顧客を大事にする業務を続けてほしい。
スターバックス、今日は閉店間際に滑り込めるかなあ?
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どうもです♪
ご賛同のご意見ありがとうございます♪
大人が落ち着いて過ごせるスタバが戻ってきてくれることを切に願うのみです。
街の雰囲気は住人が、お店の雰囲気ってのは客が作るものです。
でもその雰囲気をいかに誘導して引き出させるかが街の自治会や商店街、あるいはお店のオーナーの腕の見せ所ですよね。
・・・う〜ん、その点からするとこのブログのオーナーは何も考えていませんね(自爆)。
私もあのスタバにしかない雰囲気が好きで、時々一人で行ってのんびり過ごす人なので、最近の若い人やハイテンションでしゃべりまくりの主婦グループとかがいると┐(-。ー;)┌って感じます。
もともとのスタバのイメージがかなり変わってきたなって思ってたので、マックとスタバの「分煙」じゃなくて「分珈琲」も賛成〜♪(笑)
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