スピード水着問題、日本水連と国産水着メーカーとの間でもめていますよね。
もともとの取り決めで日本選手は国産の水着しか着ない、そういう契約のもとで国内メーカーから連盟はサポートを受けていたはずです。
しかしながらここにきて、イギリスのスピード社の水着に切り替える話が出てきました。
だって、スピード社の水着着せたら、日本新記録がバカバカでるんだもの。
松田、中村ら4選手が日本新=いずれもスピード社水着試着−競泳ジャパンオープン
6月6日18時1分配信 時事通信
競泳のジャパンオープン第1日は6日、東京辰巳国際水泳場で行われ、北京五輪代表選手が英スピード社の「レーザー・レーサー」や日本水泳連盟と契約している国内3社(ミズノ、デサント、アシックス)の改良水着などを試着してレースに臨み、いずれもスピード社製を着用した4選手が日本新記録を樹立した。
男子で200メートルバタフライの松田丈志(ミズノ)が1分54秒42、200メートル自由形の奥村幸大(イトマン)が1分47秒36、女子でも100 メートル背泳ぎで中村礼子(東京SC)が59秒82、200メートル自由形で上田春佳(東京SC)が1分57秒75のそれぞれ日本新。上田は千葉すずが 1999年6月に記録した最も古い日本記録の1分58秒78を更新した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080606-00000130-jij-spo
これはね〜、契約違反とか、日本人なら日本のメーカーの水着で不利を跳ね返してメダルを取れとか、わけわからん精神論をぶつ人もいますけど、よい記録が出る水着を着ることをなぜ押しとどめなければならないのか。
F1レースってありますよね。
あの世界、最近でこそふるいませんが、1980年代後半から1990年代初めはホンダのエンジンの独壇場でした。
アイルトン・セナとか、アラン・プロストとか、天才的なF1ドライバーたちが、自らホンダのエンジンを使わせてくれと交渉に来ました。
だって明らかにスピードが、エンジンの性能が違ったのですから。
そして彼らの目標は世界最速であり、そしてそして誰よりも、その世界最速の走りを期待していたのはそれを見ているファンだったのですから。

今ではフェラーリだったり、トヨタだったり、別の会社がメジャーですけれども、今現在の最高の走りを得るために最高のエンジンに、シャーシに、最高のドライバーたちは群がります。
もちろん、彼らも契約をしていたりしますが、違約金を支払ってでも最高のものを求める。そして最高の走りを見せます。
(ものすごく自信のあるドライバーならば、たとえば一時期のシューマッハなら、あえて二番手のマシンで首位を目座すこともありますけど。)
で、千葉すずさんと言えばかつて世界選手権で素晴らしい泳ぎを見せてくれた日本のホープでした。
運悪くオリンピックには最高のコンディションを持ってくることができませんでしたが、彼女が出した記録はかれこれ10年間破られていませんでした。
それが今日、スピード社の水着で破られたのです。

もちろん泳いだ人もすごいけれども、今回のは大きな大会ではない、テストマッチです。
ギンギンにてんぱった大会ではないのにあっさり千葉すずさんの記録を更新した結果を見る限り、国産メーカーの水着を着た人がだれ一人新記録を出せなかった結果を見る限り、国産水着を着てオリンピックに行けと言うのがものすごく理不尽であることはもはや明らかです。
ミズノをはじめ、国産水着メーカーは悔しいと思います、必死で間に合わせようと対抗策で水着も作ったけれども、それが力及ばなかった。
でも、しょうがないです。
製品と言うものにはときどき、既存の発想を破る、覆す、ブレイクスルーとなる製品が出現します。
今回のスピード社の水着、体を絞りまくるという矯正下着みたいな発想は、競泳水着におけるブレイクスルーなのです。
(国産メーカーもワコールやトリンプと言った下着メーカーと共同開発していれば今頃は・・・・)
でも、悔しい悔しい国産水着メーカー、名を上げるチャンスはあります。
すごい宣伝効果を生むかもしれないチャンスがあります。
ここはすっぱりあきらめて、スピード社の水着を着るように、国産水着メーカーさんから推薦してあげるのです。
「
北京オリンピック、ミズノは日本の水泳選手を応援してきました。
ですが、競泳性能の面で、本社は日本選手に、
イギリスのメーカーの水着の選択をすることをお勧めします。
ミズノとしては悔しいのですが、
一度しかないかもしれないオリンピックの舞台で、
選手には最高の力を発揮してほしい。
そして水泳日本の雄たけびを北京の地であげてほしい。
ミズノは応援します。
でも、待っていてください、ミズノはこれからも挑戦します。
来年の大会で雄たけびを上げるのは
わが社の水着を着た選手たちだけであることを目指します。
必ず次世代のの最高の水着を開発します。
がんばれ、にっぽん! がんばります、ミズノ!!」
こういう新聞全面広告をぶって、潔くここは譲るのが宣伝効果から言って、正解だと思います。
私が広報担当だったらそうしますね。
がんばれ、ニッポン!
テーマ : 水泳 - ジャンル : スポーツ
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